お悩み別診断

顎関節症

常に最新の知識と技術を多く取得し、患者様一人ひとりのお悩み・症状にあわせた最善の治療をさせていただきます。

主な症状

さまざまな症状が顎関節症につながっているかもしれません。
特に、噛むときに使う筋肉の痛みや顎関節の痛みはもっとも一般的な症状です。
他の症状としては、次のようなものがあります。

・顔面、顎、首における放散痛(原因と異なる部位に現れる痛み)
・噛むときに使う筋肉がこる(固くなる)
・顎が動きにくい(口が開けにくい)、または顎が引っ掛かって動かない(ロックしている)
・口の開閉時に生じる痛みを伴う、クリック音(カクカクといった音)、ポッピング音(ポコポコといった音)、すりつぶし音(ジャリジャリした音)
・噛んだときの上下の歯のあたり方の変化

顎関節症とは?

一般に、顎の関節や筋肉の調子が悪くなる「顎関節症(がくかんせつしょう)」とは、額関節(顎の動きを制御している顎の関節)や筋肉に痛みが出たり、顎がうまく機能しない状態になったりすることを指します。

1.筋膜痛
顎関節症の不具合の中でもっとも多く、顎機能を制御している筋の不快感や痛みをともないます。

2.関節内障
関節円板の位置の異常、顎の転位、下顎頭の損傷などがあります。

3.関節炎
顎関節の退行性障害や炎症性関節障害などです。

女性に多い疾患

顎関節に不具合を感じている人がどれぐらいいるのか、正確にはわかっていません。
しかし、アメリカでは1千万人以上が何らかの顎関節症症状をもっているという統計的な予測がいくつか報告され、日本では成人の約半数近くに顎関節に何らかの症状があると報告されています。
また、この顎関節症症状は、一般的に男性に比べ、女性に多いともいわれています。

症状や痛みは人それぞれ

ほとんどの人の顎関節や筋肉周囲の痛みは、深刻な状態にはなりません。
一般的に、顎関節や周囲の筋肉の症状は時折、あるいは一時的に発生しますが、人によっては周期的に症状が起こる場合もあります。
痛みについては、何も治療を行わなくても消えることがあります。
人によっては、症状がひどくなったり、症状が長期化したりすることもあります。

痛みの原因、最良の治療法はまだわかりません

顎関節症について疑問があるのは患者さんだけではありません。
治療を行っている医療者や顎関節症の研究者もまた、顎関節症の原因や顎関節症に対する最良の治療法は何かという答えを探求し続けています。
安全で効果的な治療法が科学的に証明されるまでは、咬みあわせや顎を永久的に変えてしまうような処置を避けることが重要です。

保存的、可逆的な治療

顎関節症に対するさまざまな治療法の安全性と効果を上げるためには、今後さらに多くの研究が必要とされます。
そのため専門家は、できるかぎりもっとも保存的で可逆的(元に戻れる)な治療を行うことを推奨しています。
保存的な治療というのは顔や顎、そして関節の組織を侵襲せず、外科処置も行わないことです。
可逆的治療とは、顎や歯の構造・位置をもとに戻せないぐらい変化させたりしないことをいいます。
顎関節症がなかなかよくならなかったとしても、多くの患者さんは積極的な治療の必要はありません。

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